本のアンテナ

神戸市六甲では古本市が毎年の春に開催される。売り上げを留学生に寄付するという名目で、全国から古本が集まってくる。文庫本はすべて100円、大判は300円という破格の値段で売られる。近所の人はもちろん、古本屋の仕入れ元でもあるらしい。

いつも開催日に行くのだが、今は神戸を離れているため4日遅れの3/19に行った。もうおもしろい本は抜かれていたのか、あまり目につくものがなかった。フランスの著作家、アナイス•ニンの本を探していたのだが見つからなかった。というか、全体的に本が少なかった。いつもの雑多な雰囲気がない。寄付がすくなかったのか、もううれてしまったのか。ツワモノは開催日前の準備中に買いに来るし。近所にいればできるワザですが。2周は周ったけど、とにかくめぼしい本が見つからない。こんなに本があるのに、寂しくなった。自分が読みたい本はこんなにもないものなのか。

そういえば、自分の読む本の範囲は狭いのかもしれない。昔の文学、料理本、音楽本、ヨーロッパの本など。棚を見れば、歴史、経済、思想、神戸や大阪の地政学など、たくさんの本がある。知識欲求はあるけれど、自分の視野が狭いことに気づいた。

小学生のころ、図書館に行っても読みたい本がマンガしかなくてつまらなかった。今行くと、ビジネスを始めたこともあり、読みたい本の範囲が増えていて、まさに宝の宝庫である。

探していた須賀敦子の「本に読まれて」を見つけたので、これは嬉しかった。冒頭を読んでみたが、戦時中、体操をする時間が嫌で嫌で隠れて本を読むくだりがあった。三浦しおんの本でもあったが、本を読みたくて読みたくてしょうがない人たちがいる。そういう人は本と本を読む時間を大切にしていて、羨ましいなあと思う。書評を読むと、単に知識欲というか、本の世界に深く入り込み何かを得ている。必ずしも得る必要はないのだが、その人の世界を深くしている要因になっている。人間が出るなあというか。

これからはちょっと本のアンテナを広げようと思う。あと古本に限らず、欲しい本は新品で買お。

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