中村敦臣 切り絵展

津山市のアートギャラリー、PORTにて中村敦臣さんの切り絵展が開催中です。中村さんは山口県在住の切り絵クリエイター。紙を切らずに切り絵作家になりたいという、一風変わった切り絵作家さんです。

4/28はレセプションパーティを兼ねてトークショーも行われました。この日は津山町歩き会も参加し、大変な賑わいに。

PORTの最高瞬間風速を突破

定期的に開催されている津山町歩き会。三世代をまたいで津山を歩いているそうです。ほほえましい。訪れた子供に話を聞くと、「歩くのしんどい」と話していました。最近の子供はスマホもあるし外に出歩かないでしょう。すごくいい取り組みのように思います。

津山だと車の移動が基本で、日中でも出歩いている人はいません。歩くことは機会にあふれています。城東の通りを歩いていればお年寄りが多くて話しかけてくれる。そこからコミュニケーションが生まれる。街の当たり前の光景だったはずです。今の世の中は意図的にコミュニケーションをなくしていく方向なので、カウンターとしても最適。みなさん、スマホを捨てて街に出ましょう。Time Tell Well.

レセプションには津山のイタリアン、Ill bunbinoさん(現OHASHI亭)のフィンガーフードが振舞われました。しかもタダ。大盤振る舞いの至れり尽せりです。プチトマトとズッキーニのトマトソース、ポテトサラダのクラッカー、手まり寿司など。いやはや至れり尽くせり。

夫婦でのトークショー

午後からは中村さんのトーク。聞き手は山口を拠点にフリーパーソナリティとして活躍されている沖永優子さん。実はこのお二人は夫婦。中村さんはサラリーマンをしながら独学で切り絵を始めて、独立した際に沖永さんのテレビ番組に出演され、そこから山口県で多くの仕事を受けたそうです。切り絵に限らずクリエイティブな仕事は孤独ですが、支えられて生きてるんだろうなあ。

中村さんの話でおもしろかったのは、「みんな切り絵の細かい技術を競っているが、私は切り絵をせずに切り絵作家になりたい」と言われていたこと。技術は時間をかければ身につくし誰でもできる。そういった作家性を捨てて発想をするほうに振り切ったそうです。

ホワイトルームには3Dメガネをつけて楽しむ作品群があります。こちらはレーザーカッターを使用して作られているとのこと。あんなに器用に細かい作品が作れるのに、それを捨てて新しいものを作るという決断がすごい。

中村さんの印象は、キンコンの西野っぽい。既存の価値観を捨て新しいことをしようとしている。アートをビジネスとしてもとらえているし、だからこそできる新しいものもあるのでしょう。

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