匙屋 −海の見えるお店–

はじめて行った牛窓はゆっくりとした、しかしなにか心に残るような街でした。すぐそばに海がある。それだけでどこか穏やかになれる。そんな場所を目指して移住する人も多いでしょう。

山の上ロースタリにも倉敷から移住してきた方が勤められていてとてもステキでした。ステキな場所にはステキな人が集まります。牛窓は昔から港もあり観光も盛んで外から人の往来が多かったそうです。オープンな部分がありつつも、変わらない部分を大切する方も。尾道に旅したとき、メキシコという昔ながらの喫茶店で地元のベテランの方々にいいとこはないか聞いたとき、寺くらいしかないじゃろうと言われたのを覚えています。実際には移住の方を中心にいいお店がたくさんありました。街で起こっている新しいムーブメントにもともと住んでいる方はノータッチなのだな、と感じ取ることができた。移住してもそこになじめるかどうかは別だし、なじめずに去った人もいるでしょう。移住者は移住者同士でコミュニティを作るパターンも多いようです。今回行った匙屋さんも、東京から移住してきた、さかいさんがやられているお店。たまたま見つけて入ってみたら話し込んじゃいました。

偶然が生む必然

匙屋さんは東京に住んでいたさかいさんが営まれているお店。一階に工房があり、二階で奥様が販売されております。二階に上がってみると、まず目に入ったのが窓。どこかの校舎で使われているような窓に目を惹かれました。聞いてみると、どこかから持ってきたものだそうです。揺れ動かさせるような、窓から映る海の景色。たまたまこの物件が出たそうですが、さかいさんがこの建物に呼ばれていたのかもしれません。

さかいさんは東京で働かれていて、国立市でもクラフトのお店をされていたそうです。牛窓に移住してきたのはたまたま。私のように海のそばに住んでみたいわけでもなかったのだとか。吉備中央町にご友人がいて、牛窓に行く際について行ったら物件にご縁があって….ということが重なったそうです。倉吉の汽水空港さんや尾道のきときとで出会った名古屋から移住してきた人もそんな感じだったな。意図があったというより、パズルの余ったピースにぱちんとハマった感じ。偶然というか、流れにちゃんとのっかってるこの感じ。尾道で出会った人には勇気の出し方、と教わったけどそれに近いものがありました。動けば動く。

牛窓では木下商店の木下さんが移住者と現地の人のハブになっているそうです。素晴らしい動きやな。移住した人は現地の同世代と仲良くなれば入っていけるが、そうでないと移住者同士でいる。全国のローカルのみなさん!移住者の方を大切にしましょう。移住者はコミュニケーションを求めているかもしれない。住む環境を大切に生きている人がそこを選んだのだから、そんな光栄なことはないです。大切にしていきたい流れですね。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。