南青山の風景 Blue Bottle Coffee Aoyama

思いたって、車で岡山から国会議事堂へ行きました。夜半に思い立ち、そのまま出発したので到着は翌日の正午。途中の名古屋のサービスエリアでは二時間ほど仮眠をとりました。

おそらく岡山から東京まで車で行くということはあまりありません。あまり立ち止まることのない静岡の朝や、港が煌めく夜の名古屋は美しかった。google mapが指し示す国会議事堂への道は一本で、北極星を頼る舟旅のようでした。

国会議事堂の見学を終え、そのまま南青山まで。岡山のローカル者の感覚からすると、南青山の駐車場20分400円の駐車料金はすこぶる高く、自分が暮らしている山の中とは土地と時間の値段が違うと実感します。津山や美作市だとほぼタダで止めれるのに。つーか田舎で駐車料金高いとやってられません。

都会的な焙煎

路地裏のラーメン屋に寄りつつ、ブルーボトルへ向かいます。一貫200-300円の寿司屋もあったりして、青山の寿司屋でもこんなに安いところがあるんだねえ、と安心したり。

南青山はまさに閑静という形容がぴったりの土地です。東京とは思えない静けさと時間感覚の遅さ。都会とローカルでは違うのは時間の流れです。都会であればあるほど無意識に流れ込む情報量にまつわる切迫感が多く、ローカルであればあるほど少ない。とはいえ、ローカルは河原を散歩していても自然の変化は目まぐるしいです。津山はまだ情報が多いほう。例えばカンバン。カンバンは意識するしないに関わらず無意識に入り込んできます。量がふえると頭の処理能力が落ちてしまう。

南青山は情報量が少ない土地だったのだろうか。いいマンションに住もうとすると2,30万はするからお金持ちしか住んでないからだろうか。生活の余白を感じようとする姿勢、余裕がありました。

青山のブルーボトルはコンクリートうちっぱなしの建物の二階に。数年前、清澄白川の日本1号店に行った以来です。清澄白川のブルーボトルは西海岸の焙煎ファクトリーといった趣。その時にコーヒーには何も感じなくて、新宿2丁目のカプセルホテルに泊まったときには体調を崩しました。新宿の公園の気持ちよさと共に記憶に残っています。

ショートカットに切り込んださわやかな男子がカウンターで対応してくれます。南青山の美容院で切っているんだろうか。道中にみかけた本気でおしゃれなピーポーたちもここで粋にコーヒーを飲んでいるのだろうか。

コーヒーは定番のブレンド、450円を。期間限定のブレンドが500円でありましたがスタンダードなものを。意外とフードが充実していました。サンドイッチ系。

「名前をおしえてください」。とさわやかなスタッフに請われる。コーヒーができたら番号でなく名前で呼んでくれるらしい。まさか自分が東京でこんなさやわかな男性に名前を呼ばれるとは….。もし自分が田舎のJKだとドキドキしていたでしょう。ブルーボトルは一杯一杯ハンドドリップで淹れてくれて人に寄り添ってくれます。やさしい。

このブレンドを飲んだ時、ローカルと都会のちがいを思い知りました。スペシャリティは単体でも複雑な香りを発しますがそれが数種類、調和するようにブレンドされている。行き着くとこまで行き着いている。

おもったより大きいブルーボトルのカップを持って歩きながら、ローカルも進まねばと決心したの巻。

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