ありがとう MF DOOM

2021年、いきなりの訃報。2000年代アンダーグラウンドヒップホップシーンを牽引したMF DOOMが亡くなった。彼の奥さんがinstagramで報告。2020年、10月31日に息を引き取った。死因は不明。

ここでは、個人的な思い出を語る。私が初めてMPCを買った19の年、2005年あたりだった。アンダーグラウンドヒップホップを一番聴いていた時期で、9th wonderとMarsの『3;16』、やadlibの諸作。クラブに行き始めていて、周りにヒップホップ好きは増えたがMF DOOMを話せる人は少なかった。多分気持ち悪かったからだろう。

私が初めて手に取った彼の作品はMetal fingerのSpecial Herbシリーズ。キングギードラ作品のインストの焼き回しである。と後に知ったが。MPC 2000っぽいタイム感のドラム。割と大ネタだが印象に残るサンプリング。当時、インストヒップホップのアルバムを探していて、ninja tuneにハマっていたがこのアルバムはよく聴いた。白黒画面のiPodにデータを入れて、繰り返し聴いた。好きな曲は『Saffron』、『Arrow Root』、『Mugwort』、『Lemon Grass』。おどろおどろしいループ群の中に、感動的な曲があった。都会的でオシャレなループもあった。なぜだか引き込まれて、繰り返し聴いた。madlibと一緒で、ダダダって謎のキック三連打もナゾだったな。https://open.spotify.com/album/1DcGy9z5Bz7ZDS7dMhdtkY?si=v3jS8GTWR8yBay-C-8EUpQ

その後、Madlibとのコラボ盤Madvillianを発表。この頃にはアンダーグラウンドヒップホップの中ではトップに躍り出ていた。MadlibもDillaとChanpion soundsを出していたし、猪木と馬場がタッグ組んだ感が出ていた。Madvillianはいきなりクオリティが上がったなという印象。MF DOOMは初期ハンターハンターのようにラフに描いていたが、キメラアント編でついに本気になりましたー、みたいな。

一時期の勢いは失っていたものの、近年ではビショップネルーやウータンと共作していた。ずっと彼の作品を聴きたかった。ありがとう、MF DOOM。

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