湘南移住記 第二十二話 「貫き通せ!自分」

今日は休み。女将と西神戸の太山寺珈琲さんに再訪する予定だったのだが、女将が予定を勘違いしていて、辞めた。神戸に行くタイミングではなかったのだろう。

女将は、よくシフトの間違いをする。さっき出て行ったと思ったらすぐ帰ってきて、「1時間早かった」とか。

来週、ついに神奈川に行くことになった。火曜日、逗子。アパートの内見。ちょうど緊急事態宣言解除された。タイミングがいい。来れそうな人は来てください。

見に行くのは、1月の初め、私がuchicomiで問い合わせた物件だった。湘南移住計画で知り合った方に物件探しをお願いすると、たまたま私が問い合わせた物件と一致したので、偶然を必然と捉えることにした。

範囲を藤沢と茅ヶ崎にまで広めたが、逗子にもどってきたのはおもしろい。藤沢は鵠沼海岸あたりが希望で、家賃五万円以下の安いものもある。興味深いのは、江ノ島から向かって東、鎌倉の腰越と、西の鵠沼海岸ではハッキリ家賃相場が別れていること。鎌倉というだけでこんなにも違うのだろうか。地域で見た時にそんなに違いはないのに。

前回の三浦のマンションの反省として、不動産屋さんも含めて実際に顔を突き合わせないと信頼できるかどうかの判断ができない。

月曜日の夜に深夜バスで岡山から東京へ。翌朝東京から逗子まで行き、アパートの内見、家の打ち合わせもする。その日は葉山で宿をとり、翌水曜日の深夜バスで帰る。その間はゆっくり湘南の空気を直で感じとる。なにせ女将は湘南に行ったことがない。気に入ってくれるといいなあ。江ノ島〜鎌倉山、葉山は行きたいかな。足を伸ばすことができれば、三浦も。ここだという、ビビッとくるものがあるはず。

つらぬく

神戸に行く予定が取りやめになったので、午前中に川崎のbarndoorに行く。津山にありながらすごく都会的な場所。複数の店舗が入っている。思えばbarndoorを皮切りに、nodeや高田幼稚園など、複数店舗が入ったスタイルの施設が出現し続けている。尾道で言うとU2みたいな感じか。おしゃれでわかりやすい場所がさらに増えれば、津山も魅力が増すだろうなあ。

入ろうとすると、中に入っている3saiの本田さんが看板を出しているところで、ひさしぶりに話した。この日記も読んでもらってたので、近況報告の手間が省けた。最近どうしてんの!?と聞かれ、いちいち説明すんのも正直めんどくさいので、このシステムはいいなと思った。

本田さんとは、店において、自分のスタイルをどう貫くかの話をした。津山に合う価格帯や空気感に合わせず、自分の軸を貫き通すこと。真庭で尖ったカレー作ってる人がおばあちゃんにこんなのカレーじゃねえって言われたらしい。しかし、他人の意見に合わせてたら結局ふつうのカレーになるしかない。それでは店をやる意味がない。貫き通す信念。飲食なら、いまどきインスタで情報が流れるので津山でも尖ればいい。今更ながらそう考える。

飲食店においては、常連さんやお客さんの要望を聞くと潰れるという話を本当によく見聞きした。身を以って味わいもした。すこし飛び越えて、津山やその地域にすら合わす必要もない。結局、その道で食べてたり長く続けるためには突出する必要がある。それは音楽でも一緒だ。

むかし、KARという名前でラップをしていた友達がいた。行動もアクティブでしっかりした人間だった。売れる可能性をすごく感じたが、残念ながら本人が望む全国的な知名度を得るまでには至らなかった。なんでだろうと考えたときに、彼は自分のスタイルを疑って、既存のラッパーに寄せていた時期があった。ちょうどその時期に出会ったのだが。彼の最初はLiveを見たのは私が当時付き合っていた彼女と連絡が取れなくなり、失意の底にいたときだった。彼の歌っていた曲が全身に突き刺さったのを覚えている。俺のために歌っとるやんけ、と思えた。場所は三ノ宮から線路沿いにある老舗ライブハウスのスタークラブ。彼にはよくしてもらって、いままで行ったことがない神戸のライブハウスによく出入りするようになった。ロック畑の人たちと接するのは新鮮で、学生の頃によく行っていた加納町のClub Pi;zを思い出していた。自分の20歳あたりの青春を追体験させてもらっていたような感覚だった。KAR君は今では結婚もし、仕事に専心しているようだ。人生の一時を共に過ごせれたことを感謝しています。

ふとあのときを思い出した。そのまま自分を貫き通せば、と俯瞰して見えていたが、自分のこととなるとそうは行かなかった。カフェ巡りをし、他のカフェに何かを見出そうとしていたが自分の道を突き詰めていくほかない。次は、自信を出して来てもらえるような店作りをする。また、商売も。

大阪のショップの話など興味深い話が聞けた。ありがとうございます。3saiさんはいい店なので、ぜひ立ち寄ってみてください。

富岡珈琲のルワンダと、グリーンデイズカフェのチェリーアップルパイを食べた。ルワンダはダークチョコレート感があり、都会標準の味。津山でルワンダを出す店は少ない。アップルパイは、アメリカンチェリー、ラズベリー、クリームチーズがはいっていて、俺得な内容。珈琲との組み合わせもいい。

外国人のおじいちゃんが2人だらだらしゃべっていて、その雰囲気もいい。保守的な津山で、オープンな価値観がある場所は必要だ。

神戸の先輩が関わっているDumboもそうだ。直接は話したことがないけれど、Dumboクルーは深い思想を持っていて、それが結実したのがインセンスだ。ということは、お香を通じて思想を伝えていることになる。ものづくりにしろ商売にしろ、基盤となる考え方がまず必要だ。コミュニケーションやこのWeb Magazineを通して、さらの考え方を確立させていく。

コロナで時代の変わり目に立ち会っている。今年、自分がどう変化できるのか。とても重要な場面。また一からになったのは、好機でもある。このタイミングとチャンスを掴む。

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