湘南移住記 第三十六話 「5月をどうする」

落としたサイフは見つからなかった。銀行のキャッシュカードがあるので、週明けに使用停止の処理をしなければならない。しかし、お金が引き出せない。これにはちょっと参った。

今日は、あっちゃんの友達が冷蔵庫を取りに来た。家で使っていた冷蔵庫(つばさくんにもらったもの)をわたして、店で使っていた大きい冷蔵庫と取り替えた。あちらでもこの冷蔵庫を持っていきたいのだが、西日本と東日本で電圧が違うそうで、使えないかもしれないとのことだった。女将がえらく気にしていた。

女将の仕事のシフトが6月いっぱいまで出ている。住居の契約に関しては、これから申し込みをして、審査があるにしろ1週間もあれば終わるだろう。不動産屋の仲介をかまさなければ、わずらわしい書面のやりとりもない。早ければ、5月上旬に三浦に移れる。

仕事を見つけて、猫の手術代や生活費、新しい店の改装費にかかるお金を作りたい。津山で働く場合、期間が1か月の短期バイトになる。短期の仕事は、あるかどうかわからない。私だけ先行して三浦市で働けば、短期雇用も縛りもなく、また給料が高い。

津山で店を1か月だけやろうか?常連さんや世話になったお客さんに最後にお礼を言いたいし。

先程も、店にいたら、PORT時代からお世話になっているお客さんがふっと寄ってくれた。休業になってることも知らず。事情を話すと、元気で、と言って去っていった。私は、また会いましょうと言った。昨日も、津山ルーテル教会の子安さんも来てくてたが、寂しそうだった。

私は、会う時には会うし、会わない時は会わないという考えなので、あまり別れを惜しみたくはない。神戸時代の友達も、会えれば会う。津山の昔からの友達も会わなければ、会わない。結局、津山に帰ってきての3年間、津山の同級生にはひとつも会わなかった。その代わり、新しく刺激的な出会いに恵まれた。あちらにいってもそうなのだろう。

視察に行った際、三浦半島や、東京にも出回った。自分が知らない場所へ行くのは、たのしい。そういう気質が、気分をわくわくさせてくれている。

逆に、あちらでの出会いもある。いま川崎にいる津山の常連さんや、金沢にいるラッパーのレイトくんが、湘南か三浦半島に家を買う予定だと連絡をくれた。

湘南移住計画の鈴木さんに、店舗兼住居の購入を相談したところ、私の条件では銀行の融資を受けにくいという返答だった。私も家を手に入れることが目標。

一度、津山で一か月間働けるとこを探してみる。6月、女将と猫たちとで一緒に三浦にいければ1番いい。

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