湘南移住記 第四十九話 「ホームランサイズの鬼レモン」

お金を拾う夢を見た。都会の駅に、人々が行き交っている。駅は横に長い階段の上にある。私も、階段を登りながら駅に向かう。すると、500円玉が落ちているのを見つけた。一つだけではない。ひとつ、ふたつ、みっつと500円硬貨が落ちている。人々は気づかない。私だけがお金に気づいている。お金を拾い続けて、起きた。朝6時半。出勤が9時なので早めに起きた。

朝起きて、一階に降り、白湯を飲む。外で働く時はこれをルーティンにしている。ポール・オースターが『孤独の発明』で、父親が習慣を大事にしている、と記述していて、それ以外、私も習慣のデザインをするようになった。かといってそんなに堅苦しいものではなく、1日に中でこれは繰り返そう、というくらい。最近の習慣は、文章を書く、掃き掃除をする、クコの実を2個食べる。

仕事を頂いて、日払い対応もしてくれたので、窮地は脱した。お給料が思ったより相当良かった。しかも週6で入れる。ありがたさの極み。もしかしたら来月に私1人でアストラッド(猫)手術代を捻出できるかもしれない。

保険証が再発行で戻ってきた。これで、アパートの契約ができる。明日進めることにする。営業をやり始めたあたりから、流れが来ている。

電気代は7100円だけではなく、他月の滞納分もあるので11000円になる。まだ電気は復活していない。

これからやりたいこと

もしお金が貯まったら欲しいものがひとつある。Dji Pocketという機材。これは映画並みの動画が撮影できるカメラで、定価は62,000円。しかし安売り電気屋のサイトで見ると50,000円で販売している。

このカメラで、津山にいる間、私と関わってくれた人のインタビュー動画を撮っていきたい。津山で出会った人たちは、これからの時代の指針になりような人たちばかりだった。アフターコロナで東京から離れ、自分の価値観に基づいて生きていくことが必要になる。ムーンショット計画など、政府が指し示しているAI化の方針から離れていかなければならない。丹後山アパートメントの面々や、内藤さん、田中丸さんなど、たくさんの人に見てほしい人たちがいる。

いままで、焦点が当たっていなかった人たちにスポットを当てる。あと、なんでもない津山の風景を撮っておきたい。

例えば、東京にはホームレスはいるが地方にはいない。地方の空き家を利用して、すぐ用意できる住居と仕事があれば、路上での苦しい生活から解放されるのではないだろうか。地方も地方で、人が欲しいわけだし。そういう仕組み作りができないだろうか。

昨日は、3割引の鶏胸肉、津山産のカリフラワー、チルドのシュウマイ、ホームランサイズの鬼レモンを買った。けっこう仕事が肉体的にハードなので、仕事終わりのうまい酒が飲めた。女将は小松菜やお米を買ってきてくれていた。今日は残った鬼レモンに鶏胸肉を浸して唐揚げにしてくれた。明日はなに食べようか。ひさしぶりに、食事が楽しみになってきた。

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