湘南移住記 第八十九話 「ふりかえり」

天秤座での水星逆行期間に入った。今年3回目、最後の水星逆行。風の時代に突入した今年、私にとっては重大な年間になる。水星逆行は振り返りに最適な期間。また、行動や契約ごとは控えた方がいい。今のうちに過去を顧みて、自分の肥やしにしておきたい。

今日までの経過を話すと、横須賀の店舗物件は一つに絞った。水星逆行が始まる1日前に申し込み、ギリギリで間に合った。場所は京急県立大学駅から山側にある富士見町。偶然にも、最初見つけた物件と同じ区域になる。このあたりに縁があるのだろうか。

もうひとつの横須賀の物件はお断りした。申し込んだものの、うーんとなる条件が多くて、断ろうとしたが大家さんに先に色々勧められていて、断ろうにも断れなかった。が、あることがあってはっきり断った。

私は20代後半になって初めて正社員として就職したのだが、その時も同じだった。内心は嫌なのだが、妥協や人に気を遣って断れない。だがそれは結局ウソをついていることになるので、自分にとってもが関わる人にとっても良くない。気を遣っていることにならない。

30になり津山に帰ったときも、派遣で顔見知りの人がいて嫌な仕事を引き受けたが、すぐ辞めたかった。

自分にはそういう、気持ちに反することをしてしまう部分がある。人に気を遣って嘘をつかのは優しさではない。これからは疑問符が出たらキッパリ断る。でないと女将や猫の生活を守れない。

優しく接してくれる人は実は優しくない場合も多い。津山でhatisをやっていて、協力してくれる人はハッキリ分かれていた。店に来て珈琲を飲んでくれる人。一杯のお茶でさえ飲みに来てくれない人。カウンターの向こうから、人間の表面以上のことが見れた気がした。だからこそ、来てくれていた方には感謝している。魂のつながり的なこともある。

この一か月、電車代を浮かすために2時間かけて自転車で横須賀を走り回り、疲労が溜まっていた。

今週はこうべからもとすけという間借りバーをやっている友人が来る予定で、津山に帰る予定を返上したのだが、来なかった。振り返りをしながら、しばし力を溜める。

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