湘南移住記 第九十七話 「スタート」

明日、津山を発つことにした。予定よりかなり長く津山に滞在した。具体的なタスクまでではないが、女将は方向性は固まった。

この状況の中で、女将が動かないと、どうしようもない条件がひとつあった。私はそれ以上踏み込めない。また女将も、誰に言われるのでなく、自分で意志を決めたがってる。それは理解できた。

決まったこと

いくつか決まったことがある。

①女将はエステサロンを開き、独立する。そのためにこれから資格を取る勉強をする。

②エステサロンは津山でやっても神奈川でやってもいい。

③津山にいる間は、hatisを定期的にオープンする。

①は、話し合った結果の、女将の1番の願望。自分で方向性を見つけて、技術を習得し、個人事業主になる。個人事業主になれば、多拠点生活もしやすい。

②はその過程で、津山でも横須賀でやってもいい。川崎に住んでいたナルちゃんのアドバイスでもある。マッサージの仕事はあちらの方が多く、時給もいい。経験もお金も貯めやすい。

③は帰ってきて私が必要を感じたこと。hatisを開けようとしても、掃除や準備に時間がかかり、オープンまで苦労する。普段から使っておけば、すぐ開くことができる。

これ以上私が動けることはないことから、横須賀のプロジェクトをスタートさせることが肝要になった。横須賀に越して、仕事を見つけ、お金を貯め、物件を補修し、店を始める。店を始めて、利益を上げ、商売だけで食っていけるようになる。

これから

一本筋が通った。元々やることはそれだけなのだが。多少なりとも女将がどうするか決まったので、私も私で肚が座った。ワクワクし始めている。

とはいえ、どうなるかはわからない。1ヶ月後、結論が変わって別れてるいるかもしれない。だが、この数日で私は、例えそうなっても女将を応援していくことにした。女将が望めば南町の家も店も使ってもらって構わない。彼女の人生にとって大切なところだ。

女将は、私と歩んでいくことを望んでくれた。結婚となると、家族も巻き込むので、私たちだけの意志でどうにもならない時もある。だからこそ、足場を固め、自分のやりたいことを具現化していく必要がある。

手始めに南町の補修を始めた。コロナ時代ということもあり、これからは家での「くらし」の時代に変化していく。週休3日の会社もあったり、余暇もふえ、家族とすごす時間がふえていく。

これまで疎かになっていた衣食住を大切にし、自分の生活を見つめる。そういうことが大切になっていく。私もカフェだけではなく、トータルに衣食住を扱う事業をしていく。

トイレを直した

なので、住。自分の住環境を自分で整える。心の襟元を正すことに等しいのではないだろうか。南町のトイレが荒れていたので直すことにした。農協会館を崩すときにもらったタイルを、セメントで床に固める。女将が、自発的にやりたいと言ってきた。女将に任せることにした。

結果こういうことになった。美術館でみたことある感じになった。女将の感性がアートすぎてすごいことになっている。

まあ、愉快じゃないか。帰ってくるたび家が変わっていたら。私も横須賀の家を、直すことにしよう。つばさくんに補修はノコギリと金槌と釘があれば大概いけると話していた。やってみよう。

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