湘南移住記 第122話 「雪の鎌倉」

鎌倉に雪が積もった。6日、午後から吹雪く様子を、職場の窓から見ていた。電車やバスが止まるかもしれないので、いつもより1時間早上がりになった。いつも通りの時刻なら、バスは止まっていたらしい。

神戸に住んでいた時分、雪で電車が止まるということは起こらなかった。神戸が暖かい土地ということを知った。

翌朝、降雪は止んでいたので、いつも通り出勤。衣笠駅からの電車はいつもより混んでいて、いつもなら千葉まで行くのだが、今日は東京駅止まりになっていた。

横須賀をすぎ、東逗子あたりから山が覗き始める。電車の車窓から、雪の積もった山々も見る。白銀の世界に、見入るものがあった。

冬山は津山で散々見てきたはずなのに、まるで生まれて初めて見たもののように感じた。津山の山々はあまりにも寒々しく、大きく、厳しい。湘南の冬山は華やかさがあった。

鎌倉駅に着いて、バスに乗る。目に焼き付けておこうと、雪の鎌倉を見た。若宮大路の規則的に並ぶ松に雪がかかるのを見て、息を呑んだ。

長谷あたりの家々の白い屋根が朝日が照らされている。なんて美しい光景なんだろうか。

鎌倉は街自体が美しい。改めて想った。まだまだ、自分は見ていないものが多すぎる。

梶原あたりで撮った写真を載せておきます。

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