湘南移住記 第147話 「栄える龍」

月曜日。痛いが、我慢できる程度なので、無理を押して横浜まで出勤。

が、無理は続かないもので、業務中に痛みがエスカレートしていく。結局、仕事中に苦しんでいるのを管理者が気を遣ってくれて早退させてもらった。派遣元の社員さんに横浜から横須賀まで車で送ってもらう。

横浜から横須賀まで、いわゆる横横道路という高速道路が通っている。通り抜ける山々の風景を見ていた。今日は暑い。春がすっぽり抜け落ちたようで、冬の厳しい寒さから突然に夏に切り替わったようだった。

県立大学駅の風景

県立大学駅で下ろしてもらう。この頃は痛みは引いていた。どっと疲れたが出てきたので、中華屋の〈栄龍〉さんで昼食をとることにした。ひさしぶりの贅沢。

ちょこんとした店内には、馴染み客であろう年配の男性が多かった。奥の座敷席ではおっちゃんが大声で話している。私は2人席に1人で座った。ご夫婦で切り盛りされているであろう、奥さんが注文を取りに来てくれた。ランチのみのエビ玉定食を注文した。

私の後に入ってきたお客さんが、私より先に入ってきたお客さんと、「やあ。千葉はどうでした?」「それが、行かなかったんだよね」と話している。近所の人ばかりなのだろう。

テレビではロシアとウクライナの戦争の報道をしている。ラブロフ外相の「ロシアはウクライナを攻撃していない」発言から派生する、ロシア側の言い分を攻撃している内容だった。

この問題は、ロシア側だけではなく、アメリカが何をしているかを見る必要がある。

戦争が起きる半年前のプーチン大統領のインタビューでロシア側の視点がわかる。トランプ政権時、中距離核全廃条約を撤廃したのはアメリカだ、と言う。つまり核ミサイルを使いますよと先に宣言したのはアメリカだ(トランプの言い分は、ロシアが使っていたからだが)。

他国に戦争を起こさざるを得ない状況を作り出すのがアメリカのやり口だ。例えば第二次世界大戦も、ABCD包囲網を張り、日本が戦争を仕掛けなければいけない状況を作り出した。

日本はいまだにGHQ以来の検閲が入っていて、アメリカを批判するニュースは流れない。私たちも注意して情報を選別しましょう。

テレビを見て、Instagramをあげていると定食が運ばれてきた。どんぶりに白飯、楕円形の皿にエビ玉、黄色と白の沢庵、野菜の入った中華スープ。

独特の甘さと大きさのエビ玉だった。赤い何かが入っていたが何かがよくわからなかった。

食べ終えてレジをしていると、古谷徹みたいなお客さんに「兄さん、背が高いね」と話しかけられた。店の奥さんも交えて会話をする。

なんか、その会話がよかった。たったそれだけのことなのだけれど、人の温かさを感じ取れた。私もそういうことが与えられるお店をしよう。

痛みとスケジュールの三巴

自宅に帰る。いい天気だった。暖かくなって気づいたが、この辺りは私が神戸時代に好きだった王子公園にに似ている。栄えている駅から一、二駅離れている下町。

帰ってから痛みがぶり返し、また止む。夜も断続的に痛みが続いた。

夜、リビング横須賀の西友まで散歩がてら歩きに行く。じゃがいもやブロッコリーが半額で買ったのだが、モノが悪くなりすぎていた。こういう買い物は良くない。いまのところ、野菜の質と安さでも、鎌倉のレンバイが1番いい。

野菜を買いすぎてしまった。まとめてスープにした。

仕事ができないのは辛い。改装も進まない。早く石が出るように水分を摂り続ける。もう痛みでクタクタだ。

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